ファストファッションの裏側を描いた「ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~」を観ました。
洋服の断捨離をしている方は、絶対観るべき映画です!
ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~
この映画は、私たちが洋服を安く手に入れるために誰がどんな代償を払っているのか、ファストファッション業界の裏側について取材したドキュメンタリーです。
劣悪な環境で低賃金、長時間労働。
さらにバングラデシュのダッカでは工場が倒壊し、1000人以上が犠牲になりました。
ファストファッションは血塗られた服です。
ある村では工場から排出される汚水が生活用水にも用いられる川に流れたため、病気や障害をもつ子供が増えているそうです。
治療を受けるお金もないため、母親は子供の死をただ待っています。
工場があるのは途上国ばかりなので、彼らの負担の上に先進国の利益は成り立っています。
アメリカの映画ですが、もちろん日本にも当てはまることです。
安いからと購入し、飽きたからと捨てる。犠牲になったのは私たちのお金だけではないということを知りました。
途上国に仕事を与えているというのが企業側の意見だと思いますが、労働に見合う対価をきちんと払ってから言ってほしいです。
ミニマリストを目指す者として
ミニマリストを目指すとまず断捨離されるものが洋服だと思いますが、この映画を観て反省すべき点がたくさんありました。
自分たちの罪悪感をなくすために、古着にもならないようなボロボロな洋服を寄付として送りつけられていたり。
大量に洋服が送られてくるので、地元の衣類業界は衰退し、裁縫の技術を身につけていた人は生活ができなくなったり。
この映画がなければ、一生知る機会はなかったと思います。
まず私にできることは、今ある洋服を寿命まで着倒していくことかな。
大切に大切に着たいと思います。