ずーーっとずっと読みたくてたまらなかった本【ぼくたちに、もうモノは必要ない。】がやっと図書館で借りられました。
読んだ感想をざっくり(!)一言でまとめると、家で保管したいくらい面白かったです。
本は持たないと決めていますが手元に置いておいて何度も読めるようにしたくなりました。
いつも拝見しているブロガーの方たちの部屋の写真もあり、こんな本が欲しいなぁとこれまで思っていたネコの希望していたような内容が集約されている感じでした。
「人間」は5万年前のハードウェア
スマホを開けば世界中のニュースが簡単に手に入るようになり、意識しなくてもTwitterやFacebookなどから様々な情報を得られるようになりました。
それはとても便利な世の中であるような気がしますが、その情報を受け取る私たち人間は5万年前から変わっていないハードウェアだそうです。にゃんだって!?
私たちのメモリは変わらないのに、受け取る情報量は膨大です。
これじゃあ、重くなるのは当然ですよね。
私がモノを捨てたくなるのは、私の少ないメモリがいっぱいいっぱいだよ。と警告している時なのかもしれないと思いました。
だから処分した後はスッキリして、身軽になった気分になるのかも。
自分自身の記憶容量に適量の情報を受け取りたいものです。
あれ?そしたらほとんど受け取れないなんてことはないよね?
欲しかったすべてのモノを持っていた
現在私たちが持っている全てのモノは、過去に自分自身が欲しくて手に入れたモノです。
要らないと思ったモノをお金を出して買うはずがありません。
必要なモノは全てすでに持っているのです。
「足るを知る。」を実感しました。
しかし実際の私は、もっと減らして身軽になりたいと感じています。
欲しくて手に入れたモノのはずなのに邪魔に感じてしまうんですよね。
これを著者は「慣れ」のせいだと述べています。
どんなに魅力に感じたモノでも、いったん手に入れて時間が経てば慣れてしまいます。
うんうん。そうそう。
そして再び新しい魅力的なモノを欲するんですね。
私自身いつもこのことを感じていたので、何か欲しいモノがあってもどうせ飽きるんだから、といつも買うことを控えていました。
良いことも悪いことも人間はすぐに慣れてしまうようです。
私が飽き性なだけかと思っていましたが、そうではないようで安心しました(笑)
あれがない。これがない。と「ない」ことに着目するより、私にはあれもある。これも持っている。と「ある」ことに意識を向けるようにしていきたいと思いました。
捨てる方法最終リスト
捨てのルールのようなものが55個登場します。
その中で思わず笑ってしまったのが
捨てるときに「クリエイティブ」にならない
というルールです。
みなさんのあるあるかもしれませんが、捨てようか迷ったときに何か他のことに活用できないか頭を働かせてしまうんですよね。
そして自分でもびっくりするようなアイデアを生み出して、天才かもと思いつつ(いや、それはないだろ)そのモノを他の場所で使うんです。
捨てるか迷った時点で要らないものなのに。
このときに働かせた脳を他のことに活用したいものです(笑)
また新しい考えだと感じ、参考になるルールがありました。それは、
買ったモノを「借りている」と考える
という考えです。
買ったモノはもう自分のものだと思ってしまいますが、買ったモノを借りたと考え、また誰かに貸すモノという考えはとても面白いと思います。
お金だけでなくモノも回るものだと考えようと思います。
私たちの肉体も借りものだと言いますから、この世の全てを借りているのだと意識して大切に扱っていこうと思います。
この他にも実践しているものから新たに取り入れたいものなど多くのリストがあり、とても参考になりました。
モノを捨てて変わった12のこと
モノを捨てて著者が変わったことについても書かれていました。
共感できることばかりでしたので、ネコ自身の覚書として箇条書きにしたいと思います。